90年初頭に鉄道や建設現場での作業着として生まれたデニムジャケットの原点をベースに作成しました。

当時は、作業着として大量生産しなくてはならず、 縫製工程を極力少なくする必要があったという経緯をも再現して 銅リベットでダーツを止めたり、フロントボタンは経年変化も楽しめる真鍮ドーナッツボタンを使用しています。

オリジナルで製作したG3デニムの身頃を横取りでマーキングする事で 裾にセルビッチを配す仕様になっています。

縫製は綿糸20番手の太い糸で巻き縫いを多用し強度を持たせました。

武骨なディテールが、G3デニムが持つザラ織の表情とマッチした一着です。

【G3デニムとは】
日本で現行している織り機の中で最も古い織り機で、現存する物は世界で10台だけ。
職人でしか稼働できず1日40M程しか織ることができない貴重なデニムになっております。
織る際、経糸を極めてローテンションで織ることができるため、凹凸感がある強い表情を持ちます。
またアメリカのサンフォーキンと言う高級綿を使用することで 弾力性に優れたゴワゴワしない着やすいデニムに仕上がっています。