半纏　江戸時代に庶民・町民・職人を中心に日常生活で着用されたとされる羽織りもの

【思いと創造】
凌では独自の美学で日本の低山を歩くため道具を創造しています。
凌がデザインするアクティブインサレーションは、欧米の、いわゆる洋服のデザインではなく、古くから日本に伝わる意匠を基にしながらもシノギングに必要な機能を満たす素材を組み合わせ、シノギングに足るようにデザインを整えたハンテンです。

【着心地】
ストレッチ性はありませんが全体にゆったりした作りなのでシノギングにおけるストレスを感じることはありません。
非常に通気性の高い裏地を使用しているので汗の蒸気を素早く透過させることができ、物理的な穴の開いたシート状の中綿が良好な通気を保ちつつ汗の蒸気を一旦引き受け放出します。
表地は適度に風を防ぎつつ汗を放出する通気性を備えているので、汗によるベースレイヤーの濡れを軽減します。
シノギング名物の壁の急登で汗が噴き出して来たらサイドジッパーを開けてオーバーヒートを軽減させてください。
乳下がりのループは風が強い時のバタつきを抑えるためのもので、細引きや小さいカラビナなどを通して使います。

【着こなし】
半纏はやはり前をはだけて着るのが粋ですが、それでは風が気になることもあるでしょうから、そんな時にはシルベをインナーにレイヤードして下さい。
こうすることで風を和らげることができ、見た目にもグッと凌らしくなります。
ヒップベルトの付いたバックパックを背負うときにはサイドジッパーを開けて、ヒップベルトを裾の内側に通してください。
こうして本来のシルエットを崩さず着こなすことが凌の美学です。

【素材の特長】
表地に採用している素材は100%リサイクルの20dn×20dnのナイロンタフタで、適度な防風性と通気性、撥水性、速乾性を備え、軽くてソフトな風合いでありながらアウターとして使用できる強度を兼ね備えています。
ビンテージワッシャー加工による落ち着いた風合いも特徴です。
裏地に採用しているPERTEX QUATUM AIRは20dn×20dnのミニリップストップナイロンで、25.5cm3／cm2・sという高い通気性（一般のウィンドブレーカーの約25倍）が最大の特長です。
これによって発汗による水蒸気を効果的に中綿へと受け渡します。
汗を掻いた状態で着用しても蒸れや濡れ残りがない環境を作り上げるためにはなくてはならない素材です。
また、撥水性にも優れているので汗を透過させてもびしょびしょに濡れることはありません。
非常に軽くてソフトな風合いなので中綿の暖かさと柔らかさをより感じることができます。
中綿に採用しているVivoは通気性と保温性のバランスを維持するために開発された新時代の中綿です。
直径3mmほどの穴が配列されているシート状の綿は、優れた通気性とウール混ならではの優れた調湿性によって、汗の蒸気を一旦引き受けながらも効果的に透過・放出させる機能を備えています。