思いと創造
たとえ敬遠されようとも、コスプレと揶揄されようとも、凌は確固たる信念をもって日本の伝統的な意匠を取り入れた山歩きの道具を作っている。
当たり前のことだが、それらは実際の山歩き＝シノギングに必要な実用品である。
手甲？ニッチ・オブ・ニッチ。
・・・というよりいったいどれだけの人が「待ってました！」と喜んでくれるのだろうか？そんなことはわからない。
はっきりしているのは、売れるから作るのではなく必要だから作るのだ。
そんな頑固さとか不器用さがあってもいいでしょう。

着心地
薄手で肌触りの良いダブルフェイスストレッチファブリックを使用したソフトシェルの手甲です。
すっきりしたシルエットは藪漕ぎにおける無駄な引っ掛かりをなくし、防風性が冷えを防ぎ、適度な通気性が蒸れを軽減します。
手の甲から肘の下まででそれらの効果を感じることができます。
素肌に直接つけると汗による蒸れを感じることがありますが、ハチジュウハチヤなど長袖Ｔシャツの上に着けると蒸れを緩和できます。
甲先のループを中指に通すことでズレを防ぎ、裾の丸ゴムとストッパーによってフィットを調節できます。
引っ張ったゴムがぶらぶらして邪魔にならないように内側に差し込めるようにできています。

着こなし
ノラギと合わせれば職人の様な凌スタイルがキマります。
藪漕ぎの時に手を、腕を守り、うすら寒い時に手を、腕をあたため、甲の部分を掌側にして使えば、手を突くような悪場で掌を保護することができます。

素材の特長
通気性、透湿性、速乾性、防風性、撥水性、ストレッチ性のバランスのとれたダブルフェイスのソフトシェルは難所を凌ぐのに適した素材です。
蒸し暑い季節でも肌をドライに保つ通気性があり、渓を辿るシノギングにも対応できる強度を備えています。
そして実測値100以上というUPF50+の効果によって日差しが与える肌へのダメージをなくします。