■開発ノート
PCTを歩くハイカーたちはアイスクリームやピーナッツバターの空き容器を食器に活用していましたが、高温に耐えられずコールドミール専用でした。
そこで、ホットにもコールドにも使える耐久性の高い容器を求め、科学的に安定したポリエチレン樹脂を採用し、多数のテストを経てこの容器を開発しました。
また、汚れに強く、クッカーに収納できるようOD缶の直径に合わせたサイズ設計を採用。
軽量で実用的なハイキング用容器です。

■ラベル
- ホワイト -
継続して販売をしていくことを考えてよりシンプルで飽きのこないデザインとなりました。
商品のスペックをよりわかりやすく、さらに簡易計量メモリを設け水を沸かす際の計量カップとしても使えるように改善しました。

- ミヤゲン -
ラベルは日本酒をイメージし、背景にヨセミテ渓谷を描きました。
「宮源」の文字は二代目宮崎晏一が筆を握れるうちに書いてくれたものです。
彼は戦時中から家業を支え、半世紀以上熨斗紙を書き続けてきました。
しかし、体調の変化と共に文字の雰囲気も年々変化し、酒屋としての歴史も減少傾向に。
二代目の文字がこれからも残り続けるようにという想いでこのラベルをデザインしました。
アウトドア用品として異端なデザインですが、酒屋がルーツのMIYAGENらしいスタイルを楽しんでいただけると嬉しいです。

■デザインこの容器は、本体、蓋、ソフトパッキンで構成されたシンプルな容器です。
直径は110サイズのOD缶と同じ直径なのであらゆるクッカーに収納が可能です。
さらに蓋と容器の直径が同じなのもスタッキングがしやすい重要なデザインです。
キャニスターは汚したくないから中へ、OD缶は汚れていいから外へ。
食洗機にも対応しており、高温高湿に耐えられる耐久性が高いラベルです。
パッキン付きの蓋で、ゴミの侵入や気過熱を防ぐことができます。

■使い方
・お湯で食材を戻す容器として
・コールドソーク（コールドミュール）として
・行動食、食材の保存として
・蓋のできるコップとして

■コールドソーク（コールドミュール）
コールドソークは、乾燥食材を冷水で戻して調理する方法で、ストーブや燃料が不要なため荷物を軽量化できます。
準備が簡単で火を使わないため火事のリスクが低く、野生動物が匂いに引き寄せられる心配も少ないのがメリットです。
ただし、冷たい食事しか摂れず、暖かい料理が恋しくなったり、味が落ちたりする場合もあります。
また、適切に管理しないと食材が腐るリスクがあり注意が必要です。
軽さと手軽さを重視するハイカーにおすすめですが、自己責任で試してみましょう。

■ハイカーフードのレシピ
・ラーメンボム準備
・袋ラーメン
・インスタントマッシュポテト（もしくは、じゃがりこ）
1,袋ラーメンを砕いて容器に入れる
2,インスタントマッシュポテト、（砕いたじゃがりこ）を入れる
3,お湯を入れて混ぜて3分（水の場合は1-2時間）
4,完成
お好みでカレー粉や胡椒などを入れると美味しいです。
・カレー準備・アルファ米
・カレールー（もしくは、カレー粉）
1,アルファ米とルーとお湯を入れて２０分ぐらい
2,完成