思いと創造
休まずにゆっくり歩き続けるのがシノギングの歩き方。
そうして歩き続けた後の楽しみがハンモックにゆられること。
汗っかきの私はハンモックポイントに着く頃には全身汗だく。
このまま休憩したら身体が冷えてしまう。この汗なんとかならないかな・・・。
ほどほどの保温性と優れた吸汗速乾性を持つ素材octaで羽織り物を作ったらどうだろう？休憩しているあいだにそれまでため込んでいた汗をすっかり乾かすことができるかも。
もっぱらアクティブインサレーションのライニングとして使用されていたoctaを単体で、しかも停滞中に汗を吸わせるために利用することを思いついたのです。
ハヲリモノoctaは狙い通りの効果が得られ、休憩が終わって再び歩き出すころにはびしょ濡れだったウェアはすっかり乾いてリセットされていました。

着心地
汗で濡れたベースレイヤーの上にこれを羽織るとたちまち汗を吸い上げ始め、吸い上げられた汗は表面に拡散されて気化します。
これが繰り返されることで濡れたベースレイヤーはいつの間にか乾いてしまいます。
ほどほどの保温性と高い通気性のおかげで暑苦しさを感じることなく、そして汗冷えを感じることなく汗を処理してくれます。

着こなし
ハンモックポイントに着いたらまずハヲリモノoctaを羽織りましょう。
風が気になる場合にはハゴロモなど通気性の高いシェルを重ねて風の影響を和らげでください。
この時に防風性の高いいわゆるウィンドシェルを着てしまうと汗がこもってしまうので必ず通気性の高いシェルを着てください。

素材の特長
表面の見た目は単なるメッシュですが、裏面は細かなモフモフの繊維に覆われているので、軽量でありながら必要十分な暖かさを提供します。
画期的なポリエステル素材の帝人Octaは、同じ直径のポリエステル繊維の重さに比べて約半分と軽く、繊維の中心の空洞部分と、表面に放射線状に配列された八本の突起が汗を素早く吸い上げて拡散させるだけではなく、その独特の形状によってできる空間に多くのデッドエアーを含むことで遮熱保温効果を実現します。