【思いと創造】
シノギングの休憩やハンモックタイムにさっと巻けるウールの巻きスカート。
ウッドストーブを使うときに火の粉が飛んできたり、火にうっかり近付いたりしても溶けて穴が空くようなことはありません。
ツユハラヒのように腰ひもを付けて無段階の調節にしてもよかったのですが、ショールとしての使い勝手を考えてテープ式の薄手のスナップボタンを選びました。
ハンモックのごろ寝には小さいサイズのブランケットとしても使用できます。
数年前まで販売していた初代ノヤマは縮絨したウールを使用していたので635gとヘビー級でしたが、アップデートしたノヤマは素材を起毛加工したウールに変えることで約30%も軽くなりました。
これはアグラスカートよりもほんの少し重いくらいなので、シノギングに持ち出すのに躊躇はしませんね。

【着心地】
じわじわとウールならではの自然な暖かさを感じることができます。
裏面にナイロンタフタを重ねているので滑りが良く、防風性があるので風が強い日にも安心です。

【着こなし】
腰に巻くときにはウール面を表にすると火の粉で溶けるようなことがありません。
ショールとして使うときには、ウール面を裏にすると暖かさをダイレクトに感じることができ、小雨がぱらついていても気になりません。
ブランケットとして使うときにもウール面を裏にして使うといいでしょう。

【 素材の特長】
表地には国産の尾州ウール素材を使用しています。
ウールフラノ素材を起毛加工しているので肌触りがやさしく、ウールならではの自然な暖かさと高い防臭効果を実感できます。
また、火の粉にあたっても化繊のように溶けずに炭化するだけなので安心です。
防臭効果が高いおかげで焚き火の匂いも数日で消えてしまうので、洗濯の回数を減らせて地球環境にも優しい素材です。
裏地の帝人MINOTECHタフタは、稲の葉の表面に無数に存在する微細な凸凹が、葉の表面についた水滴を一定の方向に流し落とすという撥水メカニズムを繊維で再現した素材で、撥水性と防風性を備えているので、風が吹いたり雨が降ったりしていてもそれほど気にせずに使えます。